前回ワイナリーを訪問した際にもテイスティングしましたが、お店に持ち込んでお料理と一緒に知人らと頂きました。

香りはやはり初めて飲んだ時と同じように石鹸のような華やかな印象を受けます。イチゴのような赤果実系と乾燥イチジクのような濃い香りもあります。キノコや杉のような香りもあります。バラのような華やかさもある一方でメントール、シダのようなスッとするような香りもあり、アクセントとしてシナモンやナツメグ、黒コショウのようなスパイスも感じられます。

味わいは酸味と旨味が特に感じられます。辛さや苦味、甘みはわずかですがバランスよく感じられます。時間が経つと鰹出汁を思わせるような深い味わいになります。渋みが少なく飲みやすいワインでした。

お料理はマルゲリータが出ていたので合わせましたが、トマトとの相性はとても良かったです。

そのほかに油淋鶏や生姜焼きなど、香辛料やお酢が効いた料理にも合いそうです。

出汁感があることから和食にも合わせやすそうなワインですね。

この協奏曲Rは2019年が初ヴィンテージとのこと。

品種はノートン61%、タナ25%、小公子14%ですべて栃木県のココ・ファーム・ワイナリーの自社畑であるこころみ学園です。互いの良さを引き立てあって演奏される協奏曲のように楽しんでもらいたいということで名づけられています。

時間が経つほどに変化が楽しめる、素敵なワインでした。

写真は空きボトルしかないため、ワイナリーで撮影した写真を以下に掲載します。

2020.11